経営者メッセージ
CEO’s Message
農業の素敵なところは、食べて、健康になって、
しかも暮らしがハッピーになる。
じつは農業こそ、都会の人が夢中になれる
古くて新しいエンターテイメントなんです。
中越節生
農業の素敵なところは、食べて、健康になって、しかも暮らしがハッピーになる。じつは農業こそ、都会の人が夢中になれる古くて新しいエンターテイメントなんです。
中越節生
農業とは、想像以上に面白い仕事なのかもしれない。
農業に対してワクワクした予感を抱いたのは就農して5年ほどが経過し、設立した農園が軌道に乗り始めた頃でした。私は、20代半ばで外資系の金融会社から農業という世界に転身した、いわゆる脱サラ農家です。もっとも周囲の人々は必ずしも賛成という雰囲気ではありませんでした。「農業=古くてキツイ」というイメージがあったからでしょう。ところが。飛び込んでみれば、古いからこそ新たなアイデアを活かしやすく、むしろ「農業=宝の山」と感じたのです。
そもそも私が不動産や外資系の金融会社を選んだのは、給料が高額だったからです。あまり聞こえはよくないですが、大きな理由がありました。大学を卒業する間近に父親が事業に失敗し、その莫大な負債を私が肩代わりすることになったのです。私は無我夢中で働き、数年で借金を返済しました。そして、ふとこんな風に考えました。
「これからは自分のために生きよう」
暮らしていた郊外の街には広大な耕作放棄地が広がっており、その光景に愕然とした私は突如、無農薬の農業を独りで始めることにしました。そして、就農して初めて、農業が持っている多くの可能性に気づいたのです。
農業は、都会の人ほどはまりやすい
私が育てた無農薬野菜の味に感動し、すっかり食生活を変えて健康になった30代男性。野菜を通じて環境問題に関心を寄せるようになり、東京から畑に遊びにくる40代女性。子どもたちが野菜好きになったと笑う 20代家族。驚くほど人々の暮らしに良い変化をもたらしており、じつは農業は、都会の人ほどはまりやすいコンテンツだと気づいたのです。
それを契機に、「農業=人生を豊かにするコンテンツ」という観点から活動するようになりました。例えば、友人やその家族と泥まみれになって田植えを楽しんだり、畑でバーベキューをしたり、秋にみんなで育てたお米を収穫したり。そのほか、仕事に悩むサラリーマンの就農サポートをするほか、地域住民を巻き込んだサテナブルな新規事業をスタートさせるなど、新たな農業を実践してきました。
農業こそ新たなウェルビーイング
順調に経営していた農園ですが、東日本大震災の被害を受けて閉じることになりました。しかし、農業こそ新たなウェルビーイングだと気づいた私はその翌 2012年、動きました。自然豊かな湘南に移り住み、 再び耕作放棄地を借りて一から農園をスタートさせました。新たな出発として、善行の駅前に農産物直売所を併設した自然食堂を開いて地域交流の場所をつくりました。また、野菜を加工したコンディショニングフードを開発するなど、新たな事業にもチャレンジしています。
私たち八〇八は、これからも農業を楽しんでいこうと考えています。その先に、みなさんの元へ農業を通した ウェルビーイングをお届けできればと考えております。
農業こそ新たなウェルビーイング
順調に経営していた農園ですが、東日本大震災の被害を受けて閉じることになりました。しかし、農業こそ新たなウェルビーイングだと気づいた私はその翌 2012年、動きました。自然豊かな湘南に移り住み、 再び耕作放棄地を借りて一から農園をスタートさせました。新たな出発として、善行の駅前に農産物直売所を併設した自然食堂を開いて地域交流の場所をつくりました。また、野菜を加工したコンディショニングフードを開発するなど、新たな事業にもチャレンジしています。
私たち八〇八は、これからも農業を楽しんでいこうと考えています。その先に、みなさんの元へ農業を通した ウェルビーイングをお届けできればと考えております。